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今買うべき3DプリンターはCoreXY構造を採用したコスパ最強の2台!Adventurer5M PRO,CREALITY K1【2023年12月版】

3Dプリンター

家電における三種の神器といえば、テレビ、洗濯機、冷蔵庫。おそらく、一家に一台はあるでしょう。
そんな三種の神器にも勝るとも劣らない令和の時代に必須クラスの新アイテム、それが「3Dプリンター」なのです。最近は、高性能かつ安価になり、家庭で個人所有することのハードルが低くなってきているので、今まさに買い時です。今回はそんな3Dプリンターのベストバイを2つ紹介したいと思います。

3Dプリンターとは

 3Dプリンターとは、3次元形状を含むモデルデータをもとに、2次元断面状のスライスデータを作成し、断面形状通りに樹脂や金属などを形成し、立体積層してモデルデータを実体化できる機械です。

その仕組みは、身近なものだと、ソフトクリームを作るイメージに近いです。

3Dプリンターを使うと、フィギュアや身の回りの便利グッズなど、ありとあらゆるものが自由に作れます。

 3Dプリンターの種類は、業務用や研究用などのプロ向けを含めると様々な種類があります。

方式ざっくり説明価格
熱溶解積層方式(FDM)熱で溶かした樹脂をノズルから押し出し積層して造形
光造形法方式(DLP)光硬化性樹脂にLED液晶の光を当てて硬化させ積層して造形
光造形方式(SLA)光硬化性樹脂に紫外線レーザーを当てて硬化させ積層して造形
マテリアルジェッティング(MJ)ノズルから噴射した樹脂に紫外線を当てて硬化させ積層して造形×
バインダージェッティング金属などの粉末にノズルから液体の結合材を噴射して硬化させ造形×
粉末焼結(SLS/SLM)金属などの粉末にレーザーを当てて焼結させ造形×

 家庭用としては、比較的安価なFDM方式とDLP方式が主流です。

 DLPなど光造形方式では、液体状の樹脂を使うため、管理や後処理が非常に煩わしいです。液体が漏れて固まってしまうと故障する確率も高いので、メンテナンス性や堅牢性含めFDM方式の方がおすすめです。筆者もFDM方式を使っています。

 よって、ベストバイの3Dプリンターは安価かつ気軽に使えるFDM方式です。

最新のFDM方式の3Dプリンターはココがすごい

 圧倒的なスピードと安定した造形

 なんといっても、驚くべき速度です。従来のFDM方式では、100~150mm/s程度のプリント速度でしたが、最新機種は、600mm/sものスピードが出るものが増えています。まるで赤い彗星のようです。

 速度アップしても安定性や静音性は悪化しておらず、まさに技術の進化を感じます。

 キーワード:CoreXY構造
 安定かつ高速な造形を実現している技術としてCoreXY構造があります。
 ざっくり説明すると、樹脂を溶かして積層するノズルを上下左右(XY)方向に動かすための駆動部を軽量化できる構造で、その分だけ移動速度がアップできるということです。
 技術自体は古くからありますが、最近になって安価に実現できるようになったようです。
 詳しい解説は、takeota(たけおた)さんの下記リンク先の記事が非常にわかりやすいです。
 Voronで学ぶCoreXY 高速3Dプリンターの代名詞 モーターが協調運動する機構が面白い

今買うべき3Dプリンター①:FLASHFORGE Adventurer5M PRO

 まず1つ目は、FLASHFORGE製のAdventurer5M PRO (定価¥84,700(税込)) です。

 先ほど紹介したCoreXY構造を採用しており、非常に高速かつ安定した印刷が可能になっています。

 筆者はFLASHFORGE製のAdventurer3、4を使ったことがあります。説明書を見なくてもわかるほど、直感的に使うことができるユーザーに優しい設計になっており、メンテナンス性も良く、とても信頼できるメーカーです。

 外装が無い安価なAdventurer5M (定価¥60,500(税込)) もありますが、外装が無い分だけ静音性に欠けるのと、外気温の影響を受けやすく造形が安定しにくいので、PROの方をおすすめします。

デュアルエアフィルター搭載
印刷中の空気の質を維持・向上させるための、内部循環フィルターと外部循環フィルターが搭載されています。HEPA13と活性炭フィルターを採用し、99%の粒子状物質や揮発性有機化合物(VOC)を除去可能とのことです。
筆者も3Dプリンターを家庭で利用していますが、やはり気になるのはその排気です。
これだけしっかりとしたフィルターが搭載されていると、安心して使うことができますね。

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最高速度600mm/s
造形精度±0.2mm(ベンチマーク:100mmブロック)
最大造形サイズ220×220×220mm
対応フィラメントPLA / PETG / TPU(0.4mmノズル)
ABS / ASA / PLA-CF / PETG-CF(0.6mmノズル)

今買うべき3Dプリンター②:CREALITY K1

 次に紹介するのは、CREALITY製のK1 (定価¥99,000(税込)) です。

 こちらも先ほど紹介したCoreXY構造を採用しており、非常に高速かつ安定した印刷が可能になっています。
 CREALITYといえば、非常に安価な3DプリンターであるEnder-3が大ヒットした老舗メーカーで信頼できます。

 こちらのK1は、Adventurer5M PROとスペック的には、非常に似ています。
 Adventurer5M PROより公称スペックでは、造形精度が若干良く、最大造形サイズも高さ方向が30mm優位になっています。

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最高速度600mm/s
造形精度100±0.1mm
最大造形サイズ220×220×250mm
対応フィラメントABS、PLA、PETG、PET、TPU、PA、ABS、
ASA、PC、PLA-CF、PA-CF、PET-CF

まとめ

 CoreXY構造を搭載した安価な3Dプリンターが登場してきたことで、家庭でも安定かつ高速に3Dプリンターが使える時代になってきています。ぜひご家庭に1台いかがでしょうか?

 3Dプリンターでどんなことができるのか、具体的な使い方については、こちらをご参考ください。

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