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3Dプリンターで作るモノはここから探そう おすすめ検索サイト【2024年7月版】

3Dプリンター

3Dプリンターでどんなことができるの?
何を作ればいいんだろう。。。。

3Dプリンターを購入したけど、結局使ってない。
そんな方、意外と多いと思います。
そういう方はぜひ、本稿を参考に、色々つくってみてください♬

3Dプリンターで作れるものは?

 3Dプリンターがあれば、基本的には何でも作れると思ってもらってOKです。
 身の回りのプラスチック製のものであれば、ほとんど作れるといって過言ではありません。

何を準備すればいいの?

 準備するものはシンプルです。

 ①3Dプリンター
 ②材料
 ③作りたいモノの形状データ(モデルデータ、STL)
 ④スライスデータ(印刷設定)

①3Dプリンター

 家庭で利用する場合は、FDM方式の3Dプリンターがおすすめです。おすすめの最新3Dプリンターはこちら

②材料

 基本的に使う3Dプリンターに合わせてメーカーから純正の材料が販売されています。
 どんな材料が使えるのかは、3Dプリンターの仕様を確認してください。

 ほぼすべての3Dプリンターで使うことができる、定番の材料としてPLA(ポリ乳酸)があります。
 迷ったらPLAでOKです。

【よくつかう材料】
PLA ・・・農産物を原料とした環境にやさしい材料。ABSより熱収縮が少なく扱いやすい
      加水分解しやすく、耐熱性や耐衝撃性はABSに劣る。
ABS ・・・一般的なプラスチック材料。熱収縮が大きいので反りやすい。
      固いので紙やすりで表面を仕上げたり後処理がしやすい。
TPU ・・・ゴムのような弾力性や柔軟性のある材料。
      材料が柔いので低速印刷しかできない。廉価な3Dプリンターは非対応。

③作りたいモノの形状データ(モデルデータ、STL)

 一般的にはSTLという形式のデータがあればOKです。

 まずは、本稿で紹介するような検索サイトで探してみましょう!

 3DCADやBlenderなどのモデリングソフトを駆使して、自分で作ることもできます。
 また、3Dスキャナーを使って何かの形状をコピーすることも可能です。

STL形式:Standard Triangulated Languageの略。
     小さな三角形要素(ポリゴン)の集合体(メッシュ)として、立体的なモデル形状を表現する。
     三角形の集合体なので、長さなど外形データが含まれていないので形状を直接編集することが
     難しいが、変換(ソリッド化)することで編集可能になる。

④スライスデータ(印刷設定)

 モデルデータ(STL)を2次元断面の積層データに変換(スライス)した印刷設定(スライスデータ)を準備します。
 スライスデータを作成するソフトウェアは、スライサーと呼ばれており、3Dプリンターによって異なります。

 スライサーは、各メーカーのホームページから入手できます。

例えば、おすすめの最新3Dプリンターで紹介しているFLASHFORGE製であれば、FLASHPRINTというソフトウェアを使います。
STLから印刷するまでの印刷速度や精度、材料設定などを行うことができます。

(出所)FLASHFORGE

検索サイト紹介

前段が長くなってしまいました。ここから、本題のモデルデータ(STL)を入手できる便利な検索サイトの紹介です。

紹介するサイトで入手できるモデルデータは、お手持ちの3Dプリンターの方式によっては作れない形状が含まれていたり、業務用途のプロ向け3Dプリンターでしか作れない形状のデータもあるので、作例などを見ながら判断してください。とりあえずスライサーソフトウェアに読み込んでみて、判断しても良いかもしれません。

1.Thingiverse

 まずは、ここをチェックすれば間違いなし。定番の無料サイトです。
 写真付きでわかりやすく、人気順で表示したり、皆の作例を見ることもできます。
 一部のキーワードは、日本語で検索しても表示されますが、英語で検索した方がよいです。

 例えば、「Bag Clip」で検索してみると、ポテトチップスや小麦粉の袋を簡易的に閉じる、袋とじクリップのデータ一覧が表示されます。袋とじクリップは、100円ショップで売っているモノもありますが、さらに一工夫した「Bag Clip with Screw Cap」など、非常にユニークで便利なものがあります。


2.MyMiniFactory

 こちらはThingiverseに比べ、フィギュアや彫刻など高精細なプロ品質のモデルデータが多い印象。
 そのため一部は有料ですが、無料もあります。
 Thingiverse同様で、写真付きでわかりやすく、人気順で表示したり、皆の作例を見ることもできます。

3.pinshape

 Thingiverseに似ていると思います。一部は有料です。比較的、子供向け玩具のデータなどが多い印象。

4.GrabCAD

 エンジニアやモデラー向けのデータが多いため、STLデータだけではなく、3DCADによる設計データ(ソリッドデータ)も豊富です。自分で微調整したり、入手したファイルをベースに改造して楽しんだりできます。

5.Cults. 

 こちらも有料と無料のデータが混在しています。無料のデータはThingiverseとCults. 両方で公開されているものもあります。

6.Youmagine

 こちらはダウンロード前に簡易的に編集する機能を搭載しています(ダウンロードしたいデータの歯車マーク⚙を押し、Edit in 3Dslashで編集)。

7.Printables

 コンテストが開催されており、コンテストテーマに沿って、色々な作品が投稿されているのがとても面白いです。

8.NASA

 データ数自体は少ないですが、アポロの着陸地点のモデルデータなどNASA公式で公開されています。

9.NIH 3D

 米国保健福祉省によって生物科学や医療に関する3Dモデルデータが公開されています。日頃目にすることがないものが多いので、実際に作るかは別として覗いてみると面白いです。

まとめ

 ここに紹介したサイト以外にも、まだまだ沢山ありますので、またいつか紹介したいと思います。見るだけでも面白いですが、ぜひ実際に作ってみてください。世界中のクリエイターの面白いアイデアに触れることで頭の体操、刺激にもなりますので、おすすめです。

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